沿革
特定非営利活動法人 芸術分の教育(Education by Art) は、2007年にスペイン・カンタブリア州で開催された日本・スペイン芸術交流祭を源流とする。日本の児童文学『一つの花』(今西祐行 原作)を主題に、文学・音楽・舞台芸術を通じて戦争の記憶を静かに響かせ、内面的な継承を試みる芸術文化交流の祭典。故・日野原重明氏(1911–2017/医師・聖路加国際病院名誉院長)を名誉プロデューサーに迎え、サンタンデール銀行創立者ボティン家の財団の支援を受け、後に日西の学生交流(2013–2019)へと発展した。
2010–2022年
NPO The Blest Councilとして活動。朗読公演や国際芸術交流に取り組み、手話合唱を取り入れた訪問演奏など、多様な企画を展開。
2011年以降
オーストリアとの文化交流を開始。日本の学生による手話合唱を軸に、現在も国内外で訪問公演を重ねている。
2022年
法人名を「芸術分の教育(Education by Art)」へ改称。芸術を通じた教育と文化的継承を活動の中心に据えている。
2023年
スコットランド・セントアンドリュース大学チャペルにて原爆メモリアルコンサートを開催。芸術を媒介とした国際的対話を広げる契機となる。
2025年
ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ礼拝堂 において by permission of the Master and Fellows of Trinity College の正式承認を得て、原爆投下80周年・平和祈念コンサートを実施。
さらに オックスフォード大学教会(University Church of St Mary the Virgin, Oxford) の協力を得て、80年の記憶と祈りのコンサートを開催。これらの公演は、学術都市を舞台に、芸術が歴史の記憶を継承しうることを示す場となっている。