プロフィール
明石現 Gen AKASHI
(共同代表/11弦ギタリスト・千葉明徳短期大学教授・開成高等学校芸術科講師)

11弦ギタリスト。1990年、ウィーン市立音楽院キター科に留学し、古典から現代作品まで幅広く演奏。帰国後はヨーロッパと日本でリサイタルや共演を重ね、教育現場にも力を注ぐ。
現在、千葉明徳短期大学・教授、開成高等学校芸術科講師。NHK-BS「ニッポンの里山」「ワイルドライフ」等で挿入曲の作曲・演奏を担当。2013年に『福祉の音プロジェクト』を立ち上げ、手話合唱を通し、相違を超えたハーモニーへの可能性を探求し、学生と共にオーストリア、スぺイン、国内では、 広島、熊本(水俣)他を演奏訪問する。2023年8月9日にはイギリスのセント・アンドリュース大学チャペルにて原爆メモリアルコンサートを行った。2025年8月6日、ケンブリッジ大学トリニティ・コレッジと8月13日オックスフォード大学教会では原爆投下80周年平和祈念公演−80年の記憶と祈り−を行う。音楽・教育・福祉を結ぶ試みにより、世代や境遇を越えて心が触れ合う場を築いている。
英谷綾子 Ayako HIDETANI
(共同代表/朗読家・プロデューサー)

俳優としてテレビ・舞台で活動後、朗読家へ転身。「リサイト・ア・ポエム」全国ツアーを皮切りに、朗読と音楽・マイムを融合した舞台を国内外で展開。2004年ノーベル文学賞受賞詩人フアン・ラモン・ヒメネスの財団招聘により、スペイン三都市にて公演。2007年スペインで開催された平和芸術祭「Una de Flor(一つの花)」の総合プロデューサーとして、日野原重明氏を名誉プロデューサーに迎え入れ、両国の平和芸術交流に貢献する。2010年にNPO法人を設立(現・特定非営利活動法人〈芸術分の教育〉共同代表)。2013年オーストリアのドイチュ・ヴァグラム市長招聘下、日独二言語による朗読と音楽の舞台を創作し高評を得る。2018年お茶の水女子大学で、学部研究生として、上古歌集研究を修める。2023年、英セントアンドリュース大学チャペルで原爆メモリアルコンサートを行い、Unite Peace by Art プロジェクトを発信。2025年には同プロジェクトのプロデューサー兼朗読家として、ケンブリッジ大学トリニティ・コレッジ・チャペル、並びにオックスフォード大学教会で原爆投下80周年平和祈念公演を実現させる。教育と芸術を橋渡しし、ことばの美と記憶を世界へ手渡す。
小澤章代 Akiyo OZAWA
(理事/チェンバリスト/作曲家)

ウィーン市立音楽院でM.マウリエロ氏に師事し首席卒業。ムジークフェライン、在オーストリア日本大使館主催公演、ミラノのスカルラッティ生誕三百年記念など欧州各地の名門会場で演奏。米国ではピッツバーグ・コンサート・ソサエティ入賞を経てデビューし高評価を得た。2008〜2014年はハイリゲンクロイツ城バロック博物館で毎年リサイタルを開催し、イタリア・フェルトレにて録音を行い、ソロCDアルバム『Testamento〜チェンバロの約束〜』をリリース。国内では文化庁主催の全国学校公演に作家・高樹のぶ子氏や元NHKアナウンサー青木裕子氏と共に参加し、芸術と教育の現場を結ぶ。NHK BS「ニッポンの里山」に作曲で携わり、特別編は番組としてABU賞を受賞。2025年8月にはケンブリッジ大学トリニティ・コレッジ・チャペル、並びにオックスフォード大学教会での原爆投下80周年平和記念公演に出演し、演奏家並びに編曲者として、芸術による祈りを世界へ届ける。古楽の研鑽と現代の作品へと意欲的創作を通じ、世代と国境を越えて音楽の喜びを分かち合っている。